PROJECT

地域密着型特別養護老人ホーム「風の杜」

~世界遺産富士山を背景にした爽快さと荘厳さを兼ねそなえた福祉施設に~

概要

建設地

静岡県富士市原田字石切平

敷地面積

14,118㎡

延床面積

2,964㎡

建築面積

1,899㎡

構造

枠組壁工法(2×4) 耐火木造

規模

地上2 階

施工会社

安藤・ハザマ•井上特定建設工事共同企業体

工期

2014年2 月4 日~2014年9月15 日

施設構成

特養3ユニット(29床)、ショートステイ(10床)、デイサービス(定員30名)

2✕4工法による耐火木造を採用した理由

◇建設コストがRC造より安価におさえられること。
◇ RC造より工期の短縮化が図れること(パネル化による工期の短縮)。
◇建設時におけるCO2排出の削減と木材が資源として再利用可能であること(地球環境への配慮)。
◇スタッフの施設内歩行時の足への負担軽減と利用者の転倒時の怪我を軽減(RC造に比べて床に衝撃吸収性があるため)。
◇木の特性として人に安らぎを与え、心地よい空気感を期待できるため。
◇ 2X4 工法の特徴として耐裳性、耐火性が高く、断熱効果に優れ、結露しにくいため。

主な特徴

◇設計・施工において工夫した点
◎計画地は北側は富士山を望み、南側は駿河湾を望むことができる絶景の場所に位置している。この素晴らしい景観を十分に活かすように中央廊下の3 階部に屋上を設け、利用者やご家族の方々、介設スタッフの息抜きの場所として展望場を設けた。
◎福祉施設の最先端をいく地域密着型の小規模特養(29床)+ショートステイ(10床)+デイサーピス(定員30名)である。
◎南北につながる廊下幅(スパン5.4m) は、一般的な特投廊下の2倍になっている。建物の中心はまさにこの廊下であり、廊下を大きな木の幹に例えると、各々の部屋が枝のような構成になっている。この廊下を地域交流の場として、緊急時災害時の避難場所として多用できるようにしている。
◎事務所の上部の屋根裏はトラス構造にし、広い空間を設け、防災関係の必要備品をストックするための倉庫として利用できるようにしている。

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